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2025.11.25
IT導入補助金

IT導入補助金の通常枠とインボイス枠の違いを徹底解説|どちらを使うべき?

IT導入補助金の通常枠とインボイス枠の違いを徹底解説|どちらを使うべき?

IT導入補助金の通常枠とインボイス枠の違いを徹底解説

IT導入補助金には複数の類型がありますが、その中でも「通常枠」と「インボイス枠(インボイス対応類型)」は最も利用されている区分です。しかし、どちらの枠を選ぶべきか、補助対象や金額がどう違うのか、初心者には理解しづらい点が多くあります。

特に近年はインボイス制度の開始に伴い、会計システムやPOSレジを導入する小規模事業者が増え、インボイス枠の活用が急増しています。一方、業務全体のデジタル化を進めたい企業にとっては、通常枠の方が適しているケースも多くあります。

本記事では、両者の違いをわかりやすく比較し、「あなたの事業はどちらを使うべきか」まで明確に判断できるよう丁寧に解説します。

IT導入補助金とは?(導入枠比較の前提知識)

IT導入補助金の目的(生産性向上・業務効率化)

IT導入補助金は、中小企業や小規模事業者の「生産性向上」を目的とした国の支援制度です。
会計クラウド、顧客管理システム、POSレジなど、業務効率化に繋がるITツールの導入を補助します。

制度の目的は大きく分けて以下の3つです。

・業務のデジタル化
・労働生産性の向上
・IT投資負担の軽減

特にインボイス制度が始まった2023年以降は、レジや会計システムの需要増に合わせて「インボイス枠」が新たに追加されました。

類型の基本構造(通常枠・インボイス枠・セキュリティ枠など)

IT導入補助金は大きく以下のように分類されます。

・通常枠
・インボイス枠(インボイス対応類型)
・インボイス枠(電子取引類型)
・セキュリティ対策推進

この記事では最も利用が多い「通常枠」と「インボイス枠(インボイス対応類型)」に絞って解説します。

インボイス制度との関係性(なぜインボイス対応が必要?)

インボイス制度では正確な取引記録が求められるため、会計ソフトやレジの導入が必須となりつつあります。そのため、政府は負担軽減として「インボイス枠」を設け、高補助率での支援を実施しています。

詳しくは下記の記事にて解説していますので、そちらをご参照ください。
【2025年版】IT導入補助金とは?対象者・申請方法・採択率を徹底解説

通常枠とは?

補助対象となるITツール(業務改善・基幹システム)

通常枠は以下のような「高度な業務改善ツール」が対象となります。

・顧客管理(CRM)
・在庫管理システム
・プロジェクト管理ツール
・予約管理システム
・業務統合システム(ERP)

企業全体の生産性向上に関わるシステムを中心に様々なITツールが対象となります。
売上拡大、業務効率化などの様々なニーズに対応した枠と言えます。

補助率・補助上限額

参照:IT導入補助金HP内より抜粋「通常枠の補助率と補助額」

1プロセス数以上:補助率1/2、上限額150万円
4プロセス数以上:補助率1/2、上限額450万円
導入するITツールが持つ機能(プロセス)数が何個含まれているかによって、補助率が変わってきます。
1プロセスでも十分な補助金額ですが、より大規模な基幹システムや複雑な業務フローに対応するシステムを導入する場合は4プロセス以上のツールがおすすめです。

通常枠はこんな企業におすすめ(事務効率化・高度なシステム導入)

通常枠は次のような企業に向いています。

・顧客管理や在庫管理など業務を包括的に改善したい
・高額なクラウドシステムを導入したい
・社内のデジタル化を本格的に進めたい
・複数の部署で利用するITシステムを導入する

 

インボイス枠とは?(インボイス対応ソフトウエアの特化類型)

インボイス枠の目的(インボイス制度への対応支援)

インボイス枠(デジタル化基盤導入類型)は、インボイス制度へ迅速に対応できるよう、小規模な店舗(事業者)でも負担を軽減するために設置された枠です。
特に個人事業主や小売店、飲食店、美容サロンなどで利用が急増しています。

補助対象(POSレジ・会計ソフト・レジスター・券売機など)

具体的には以下のようなツールが対象です。

・会計ソフト(インボイス対応)
・受発注システム
・インボイスに対応した決済システム
・クラウド型決済機器
・POSレジ
・タブレットレジ
・券売機

全てのツールに共通しているのが、インボイス制度に対応できるツールであることが条件となります。
しかし、実際には多様なツールがインボイスに対応しており、「こんなツールもインボイス対応なの?」と驚かされることもあります。

弊社では、Lineのマーケティングツールもインボイス枠のツールとしてITツール登録がされております。

補助率・補助額(最大75〜80%の高補助)

IT導入補助金のインボイス枠の補助率と補助額

参照:IT導入補助金HP内より抜粋「インボイス枠(インボイス対応類型)の補助率と補助額」

上記の表の通り、インボイス枠の補助率は通常枠の補助率より大幅に高いです。

・ソフトウェア導入:補助率 3/4~4/5

・PC・タブレット:1台あたり10万円、補助率1/2

・レジ・券売機:上限20万円程度、補助率1/2

補助率の高い制度設計となっており、小規模事業者にとっても挑戦がしやすい制度設計になっています。

インボイス枠を使うべき事業者の特徴

ITツールがインボイス枠に合致していれば、インボイス枠で申請する方がおすすめです。
次のようなツールの場合はインボイス枠の対象であることが多く、インボイス枠が最適です。

・会計ソフト・レジを導入したい
・店舗業務を効率化したい
・個人事業主でIT投資に余裕がない
・高補助率で導入負担を減らしたい

 

通常枠とインボイス枠の違い

ここでは、ここまで個別に説明をしてきた通常枠とインボイス枠の違いを簡潔に説明します。

ツールの違い

通常枠:様々なITソフトウェア
インボイス枠:インボイス制度に対応したITソフトウェア

という違いになります。
インボイス枠はインボイスに制度に対応したソフトウェアのみが対象となり、通常枠はインボイス等の制度は関係無く、様々なソフトウェアが対象となります。

補助金額の違い

通常枠:補助率1/2、上限額450万円
インボイス枠:補助率2/3、上限額350万円

という違いになります。
一見すると、インボイス枠の方が上限額が低いので物足りなく見えますが、補助率がインボイス枠の方が高いのでインボイス枠の方が自己負担額が少なるケースが多くおすすめです。

効果報告の違い

通常枠:補助事業終了後3年間、毎年報告
インボイス枠:補助事業終了後3年間の内、初年度と3年度目のみ(2年度目の報告は無し)

という違いになります。
インボイス枠の方が事業終了後の2年度目の効果報告が行われないため、回数が1回分少なて済みます。

 

申請の流れ(通常枠・インボイス枠 共通)

事前準備(gBizIDの取得・IT導入支援事業者の選定)

IT導入補助金の申請にはGBizIDプライムアカウントの取得が必須です。
GBizIDプライムアカウントと同時にIT導入支援事業者(ITツールの販売元)の選定を進めて、どの業者からソフトウエアを購入するかを決めてもらいます。

交付申請〜採択までの流れ

IT導入補助金はIT導入支援事業者と一緒に申請作業を進める必要があります。
決められたスケジュールまでに必要書類を集めて、申請作業を完了させます。
申請後は無事に採択されることを待ちます。

事業実施・実績報告・補助金受取

採択後はITツールの契約・導入の手順で事業を実施していただきます。
事業実施後の実績報告の際には、契約書やIT導入支援事業者へ支払った証憑書類の準備が必要になります。

採択率を高めるポイント

事業計画書の作り方(課題の明確化と効果の数値化)

採択率を上げるには、現状の課題と導入後の改善効果を具体的な数値で示すことが重要です。導入するITツールが導入企業にとって、効果の大きいツールだと審査員にアピールする必要があります。また、該当する加点項目は全て取得して、申請することも重要なポイントとなります。SPIRALでは、お客様それぞれで変わってくる加点項目についても取得可能なものを全てサポートさせていただきますのでご安心ください。

スケジュール管理(公募期間・締切に注意)

補助金事業では申請締切は厳守です。どのような場合であっても締切を過ぎた場合は、特例は許されずに一律で「不備」として扱われます。そのため。各種手続きでは余裕をもって書類作成を進め、誤記や不備がないよう複数人でチェックしましょう。SPIRALでは締切逆算で計画的にサポートします。

専門家サポートを活用するメリット(SPIRALの事例紹介)

SPIRALは名古屋エリアで多数の申請支援実績があり、採択率向上に貢献してきました。書類作成から実績報告までトータルでサポートするため、初めて補助金を申請する企業でも安心です。

SPIRALでのIT導入補助金の採択事例①

業務効率化のためのインボイス対応のセルフレジシステムの導入

業種:飲食業
効果:インボイス対応のセルフレジシステムを導入することで、レジ対応時間が大幅に短縮され、従業員の作業負担を軽減。会計ミスも減少し、業務効率化を実現。お客様の待ち時間も短縮され、接客満足度が向上しました。
お客様の声:セルフレジの導入は初めてでしたが、補助金のおかげで初期費用を抑えられ安心でした。会計作業がスムーズになり、従業員もお客様も快適に過ごせるようになりました。業務効率化が進み、売上管理や顧客対応にも余裕が生まれ、本当に助かりました。

 

よくある質問(FAQ)

申請は自分でできる?専門家に頼んだほうがいい?

自分で申請することも可能ですが、採択率を高めたいなら専門家に依頼するのがおすすめです。時間と労力を節約できます。

採択されなかった場合は再申請できる?

再申請は可能です。次回公募に向けて計画を改善し、再挑戦することで採択されるケースも多いです。SPIRALでは着手金不要で申請サポートを行っておりますので、不採択後の再申請の場合は費用が掛かりません。

他の補助金と併用できる?

条件次第で併用可能な場合もありますが、同一経費での重複申請は不可です。SPIRALに申請サポートをご依頼いただく場合は、詳しく確認することができます。

 

まとめ|通常枠とインボイス枠の違いを理解して最適な選択を

通常枠は「業務改善」全体のソフトウェア、インボイス枠は「会計・決済対応」のインボイス制度対応ソフトウェアと目的が異なります。
自社がどちらの枠に当てはまるのか正しく判断することで、補助金の活用効果は大きく変わります。

名古屋で補助金活用を検討している中小企業・個人事業主の方は、ぜひSPIRALに相談し、最適な導入計画を立てましょう。

IT導入補助金は、中小企業のデジタル化に最適な制度

業務効率化や売上アップを狙うなら、IT導入補助金は非常に有効な制度です。対象となるITツールは会計ソフトや予約システム、ECサイト構築など幅広く、導入費用の最大3/4が補助される点も大きな魅力です。初めて申請する企業でも、正しい準備と計画があれば十分に活用可能です。

申請準備は早めに始めることが成功の鍵

IT導入補助金は申請期限が決まっており、必要書類の収集やgBizID取得には時間がかかる場合があります。特に複数者連携型などは準備内容が多く、スケジュールに余裕を持つことが重要です。早めに動き出すことで採択率が高まり、事業計画のブラッシュアップも可能になります。

名古屋エリアでの申請サポートはSPIRALに相談可能

SPIRALは名古屋市を中心に、オンライン体制で日本全国の中小企業・小規模事業者の補助金申請を多数サポートしてきました。採択率アップのための計画書作成支援や、申請後の実績報告まで一貫してお手伝い可能です。IT導入補助金を活用してデジタル化を推進したい方は、まずは無料相談からお気軽にお問い合わせください。

 

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